会社帰り、地下鉄の階段を上がりきると正面にPaulの写真と「ポール・マッカートニー」の文字が視界に飛び込んできました。ビッグイシューの表紙でした。ホームレスだけが販売できる雑誌です。
個人的には、この雑誌のホームレス支援の考え方、つまり「寄付ではなく労働による自立を目指す」というコンセプトに以前から共感しています。また、雑誌そのものの内容も、このコンセプトに賛同した著名人の独占インタビューなどが収録されている上、その他の記事もけっこう独自色が強いので読み応えがあると感じています。何より、この雑誌を買うと販売員さん(ホームレスの方)がすごく喜んでくれるのがうれしい。
しかも今回はPaulの独占インタビュー掲載なのですから、買わない理由がまったく見あたりません。思わず2冊買ってしまいました(インタビュー内容が既に他の雑誌などでも読めるものと大差なかったのはちょっと残念ではありますが)。
それにしても、この雑誌の表紙がPaulというのはなんとも楽しいものです。梅田の街を歩いていると数カ所でPaulの姿が目に飛び込んでくるのですから。次の号が出るまでの間、梅田を歩くのが俄然楽しくなりそうです。