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英語の先生がアメリカのチャータースクールへ

英語の先生が就職を決めました。現在やっている日本の公立小学校でのALT(外国語補助教員)が夏に終わった後、ニューヨークでチャータースクールの教員として勤めるとのこと。

先生は希望通りの就職を果たしたのは何よりで、私もうれしい。しかも、以下に記すようにかなりやりがいがありそうな職場だし。

このチャータースクールというのは、10年ほど前からアメリカで実施され始めた形態の学校で、公立だけど学校側に裁量の自由がかなりあり(教育方針から授業内容まで)、資金もお金持ちの寄付などがあってかなり潤沢だそうです。そのかわり設定した目標を達成できないとその学校は存続できない、という仕組み。端的に言えば、公立と私立のいいとこどりを目指しているみたいです。

先生が勤めるのは、幼稚園+小学校。対象エリアの居住者層から考えると、入学者はほとんどが黒人になるだろう、とのこと。無線LANなど最新のPCの設備はあるし、児童には制服がありネクタイも着用が義務づけられているそう。こういった資金はすべて寄付でまかなうそうです(ビル・ゲイツもチャータースクール団体?にかなりの額を寄付しているとのこと)。だから授業料は他の公立校と同じで、ただのまま*1

しかも、児童の入試はないそうです。そうなると入学が殺到しそうですが、そこはくじ引きで決めるとのこと。人生を左右するくじ引きですね、というと、そうかも、と先生は答えていました。そのかわり、親と学校はちゃんと契約を結ぶのだそうです。親がちゃんと学校教育に理解を示し、子どもの勉強を助けること、とか。学校と先生もしかり。

先生はいくつかのチャーター・スクールの就職試験を受けたのですが、この学校に決めた最大の理由は、校長のビジョンが明確だったことだと語っていました。校長はなんと27歳で、理科の先生をちょっとやったあとに「校長養成コース」に入り、1年間、成功している学校を視察しまくったとのこと。その校長の理念は「(今まで大学に行けなかったような階層の)子どもたちを大学に進学させる」こと。だから、クラスの名前は「1組」でも「さくら組」でもなく、「ハーヴァード」「イェール」とかにするらしい。そこまでやるか。

しかし、ところ変われば品変わる、とはよく言ったものですね。小学校にもいろんなやり方があるものです。最近の小学校はどうなのか知らないけど、少なくとも私のころ(25年ほど前)の日本とはあらゆる面で違いすぎる。

*1:ちなみに公立なのに男子校なのですが、幼稚園・小学校の段階で共学でないというのはアメリカでもあまり聞かないそうです。なぜ男子校なのかは、質問し忘れました。


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