庭を歩いてメモをとる

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ブライアン・ウィルソンSMiLE Tour(大阪厚生年金会館)

当初は行かない予定だった今日の公演。初日の中野サンプラザ公演があまりにも良すぎたため、「大阪も行かないと一生後悔するかも」と思いなおして急遽チケットをとったものです。

で、その大阪公演ですが、やっぱり行ってよかった、というかなんで行かない予定だったのかが自分でもさっぱりわからないです。この曲、このバンドで、ブライアン・ウィルソンが見られるのに。つまらないはずがない。

たしかに大阪厚生年金会館は中野サンプラザに比べると音が雑に聞こえるし、ブライアンのヴォーカルはそれこそかなり調子が悪く痛々しくなる箇所もあるほど(後半やや持ち直しましたが)。

しかしやっぱり演奏のクオリティは文句なし。しかも、明らかに「ライブ慣れ」してきていましたね。初日は、特にSMiLEの切れ目のない曲での間の取り方などにとまどいを感じましたが、今日はそれがほとんどなかったように思います。あと、前回ざらついた音で気になっていたストリングス(本物の弦ではないです)もずっとよくなっていましたし(これは演奏者ではなく音響側の問題ですが。)。

なによりすごかったのはオーディエンス。「待ってたでブライアン!!」と言わんばかりの大歓迎ぶり。あきらかに初日よりすさまじい熱気でした。ちょっとうるさすぎるのでは?と思ってしまったポイントも数カ所あったけど、それでも"God Only Knows"などで曲が始まると一瞬のうちに静かになるところはやはり「音楽を聴きに来ている」人たちがほとんどだということでしょう。SMiLEパートでも"Surf's Up"直後の拍手がすごかったけど、次の曲が始まるとすぐに静かになっていきましたし。まさにオーディエンスとステージのヴァイブレーション。

このライブのオーディエンスでいられてよかった、と今も、そしてこれから先もずっと思うことになりそうです。

ああ、楽しかった。

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