休みの日の午前中はたいてい、住まいの掃除と、洗濯ものや部屋の片づけなどにあてています。共働きで平日はあまりそういうことができないので、まとめてやっているのです。
そのときに少し悩むのが、聴く音楽。だいたいアルバム2枚分くらい。これによって、どれだけ気分よく掃除や洗濯ができるかが決まるので大事なポイントです。
今日はその点、満足のいく選択ができました。ダニー・ウィルソンのファーストアルバムです。2回聴きました。
きっちりと作り込まれた、しかし装飾過多とは対極にあるタイトさ。「品質」を感じさせるような丁寧なメロディ。いい意味でここまで「オーソドックス」なポップをつくりあげるのは並大抵の手腕ではないと感じています。
ホーンセクションの使い方に味のあるグループだとも思っています。"Steamtrains to the Milky Way"みたいに頭から離れないような親しみやすいフレーズを奏でたり、曲のバックでしっかりとその音世界を支えたりと、丁寧に作り込まれています。
いずれにせよ、私の中では、この丁寧さが「掃除・洗濯」にぴったりに思えてしまう音楽です。