庭を歩いてメモをとる

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5日目: ウェールズ(ヘイ・オン・ワイ、ティンターン修道院)、レイコック

5日目 -9月17日 水曜日- の天候と服装

天候: 今日も快晴。からっとしていますが、日中は暑かった・・・
服装: 長袖Tシャツとシャツジャケット(日中はサングラスとTシャツでした)


ヘイ・オン・ワイ

今日はウェールズに行く予定。コッツウォルズからウェールズは思ったより近いのです。せっかくレンタカーを借りているのだから、その中でも、車でないと行きにくそうな場所を選んで足を伸ばしてみることにします。まずはヘイ・オン・ワイ(Hay on Wye)の街へ。ウェールズとイングランドの境です。


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案内板のウェールズ語を見ると、ウェールズに来た実感がわきます。コッツウォルズのブロックリーからここまで、ゆっくりドライブして2時間。


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街の中心地に城跡があります。


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行くまで知らなかったのですが、ワイは古本で有名。街の中心地でも、やはり古本・骨董市が開かれていました。何気に覗いてみるとなんとシャーロック・ホームズ全話収録本(ハードカバー、シドニー・バジェットのオリジナルイラストつき)が2,000円くらいで売ってあったので即購入。これは掘り出しものでした。翌日からの個人旅行では移動時間が長かったのですが、そのときはそれを読んでいました。
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ヘイ・オン・ワイで1時間ほどゆったりして、それから今日のメインの目的地であるティンターン修道院を目指します。

ティンターン修道院(Tintern Abbey)

車で山あいの道路を進みます。ワイ川のほとりのこの道、まわりにイギリスにしては「山らしい山」と森が続きます。イギリスによくある、芝に覆われたなだらかな丘はほとんど出てきません。まるで日本の地方の道路のようです。同行の友人の一人は、岐阜県あたりでそっくりの風景を見たことがあると言っていました。そんな道を30分ほど行って、ティンターン修道院に到着です。


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ワイ川のほとりの、浅い谷底のようなちょっとした草原に忽然と現れる巨大な廃墟。これがその修道院です。1131年に創設され、かつてはウェールズでもっとも豊かで権勢を誇った修道院も、1537年にヘンリー8世により解散させられてしまいます。その後はワーズワースの「叙情歌謡集」に詠まれ知られるようになります。
なお、この写真の左手が僧院、右手が僧の住まいの礎石とのこと。


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強い日差しにこの虚無感、静けさ。どうしても「夏草や兵どもが夢の跡」を連想してしまいます。芭蕉とウェールズ、それに詠まれているシチュエーションも全然関係ないんですけどね。
それはともかく、この修道院に来て、本格的な廃墟に相対する、ということがどういうことなのか少しわかったような気がします。大げさに言えば、独特の郷愁と諸行無常の摂理が実感としてせまってくるような不思議な感覚。そして破壊された建物に感じてしまう美しさ。こんな気持ちのおかげで、立ち去るのが残念に感じられた場所です。


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修道院の向かい、駐車場のとなりにあったレストランで食事。


バース経由でレイコックへ

今までコッツウォルズを6人で移動してきたわけですが、いよいよここからはグループ行動から一人旅にシフトしていきます。まず最初の「解散地」はバース(Bath)。ローマ時代の温泉地であり、英語bathの語源として有名なこの街に向かいます。


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ウェールズからバースに向かう際、湾をまたぐ橋を渡ります。


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バース駅。

バースに入って、久々に信号を見ました。今まで田舎道ばかりだったし、そもそもイギリスは市街地を除くと交差点はラウンドアバウト(ロータリー)なので。運転してくれた友人も、市街地に入ると急に勝手が変わったようで少しとまどっていました。コッツウォルズから車で移動される予定の方は、少し気をつけたほうがいいかもしれません。

ここで女性メンバーの一人と分かれました。ティンターンからここまでで約1時間半でした。 他の女性メンバーも、このあとオックスフォードからロンドンに向かうのですが少し時間がある。ということで、コッツウォルズではないのですが同様に古い雰囲気が残る、「時の止まった村」と言われるレイコック(Lacock)へ移動します。


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レイコックの通り。

バースから幹線道路を進んでわずか30分足らず、しかもその幹線道路からちょっと入ったところにある駐車場から小さな林を抜けると村に到着です。車がびゅんびゅん走る幹線道路から数分の場所なのに、林を通り抜ければそこには「時の止まった村」がある。ちょっと「千と千尋の神隠し」を連想してしまいました。


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陶器の工房。

この建物に限らず、建物は全体的にコッツウォルズよりもいい意味で無骨な印象。それから、これはたまたまかもしれませんが、我々が訪れたときは村人を見かけることがほとんどありませんでした。観光客自体もあまりいなかったけれど。
あと、コッツウォルズに比べると「乾いている」という印象も。川や水の流れがないのです。このときは、日差しが非常に強かったので余計にそう感じたのかもしれません。


解散、ブロックリーのホテルへ

レイコックからはオックスフォードに戻ります。ここで初めて、私も車の運転にチャレンジしてみます。幹線道路は運転が簡単なので安心できると思ったのです。たしかに、オックスフォード駅までの1時間10分、楽にドライブすることができました。すいているし、高速道路(無料)だから分岐が少ないし。それに、イギリスの幹線道路には、看板や交通標語などがいっさいなく、非常にすっきりしています。これも運転のしやすさに影響していると思います。ただ、時々あるロータリーはやはり慣れるのに時間がかかります。便利なんだと思いますが、たまに出くわした2車線のロータリーは、普段車を運転していない私としてはちょっととまどってしまいます。

オックスフォード駅では、残る女性2人ともお別れ。今度は男性3名だけになってコッツゥオルズはブロックリーのホテルに戻ります。3人ともビートルズが大好きなので道中ずっとビートルズを歌っていました。ちょうど夕暮れが美しい時間帯で、「アクロス・ザ・ユニバース」なんかがぴったりきました。

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途中たまたま通りかかったチャーチルの生家。いわゆる「ええとこのぼんぼん」とは聞いていましたが、もはや豪邸の域を超えた「宮殿」という感じ。


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ホテルのパブ。


この男性陣も明日の午前中には解散しますので、「イギリス研究会」メンバーでのグループ旅行はこの夜で最後です。大きな事故もなく、それどころか天候にも恵まれたたびになったことを感謝しつつ、いつものようにビールを飲みながらひとしきりしゃべりました。


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