庭を歩いてメモをとる

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4日目(2):コッツウォルズ(ボートン・オン・ザ・ウォーター、バイブリー)

ボートン・オン・ザ・ウォーター

次に向かうのは、コッツウォルズ一の人気スポットと言われているボートン・オン・ザ・ウォーター(Borton on the water)です。車でならすぐ行けるはずの隣村です。特にただ途中、ちょっと時間をくったのが道路工事現場。道路の一部を工事しているため道幅が狭くなっているので、日本と同じように交互通行になっているのですが、この切り替えのインターバルがものすごく長いのです。信号が変わるまで15分くらいかかったかな。途中、信号機の故障かなとも思って一同あせったくらいです。そんなに交通量の多い道でもなかったのに・・・それでも後続車もクラクションひとつ鳴らさず辛抱強く待ち続けていたことを考えると、イギリスではこのペースが普通なんでしょうか。

結局、ストウ・オン・ザ・ウォルドからは車でゆっくり走って40分程度かかりました。


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ボートン・オン・ザ・ウォーターの駐車場から中心地へ向かう道


おりからのきついくらいの日差しのせいもあり、水着で川に入り水浴びをしている人もいました。コッツウォルズの川は、おしなべて膝までつかるかどうかの深さで、集落の中を流れている割にはごみもほとんどないし水も濁ったりはしていないのでそれができるのですね。

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さすがに人気スポットだけあって、イギリスの田舎とは思えないほどの人だかりです。それも黒山の、ではなくほとんどが白髪の方々。たしかに振り返ってみると、今まで見てきた観光先もお年寄りがかなり多かったように感じます。若い人たちや子どもたちは、夏のバカンスが終わって今はみな仕事や学校なんでしょう。


そのせいか、ここまで人がいるのに騒がしさはあまり感じず、落ち着いて川辺を散策できました。とはいえ、この人の数。それに、この村、川と建物が織りなす美しい街並みはわずか2~300mちょっとくらいつづくだけなのです。なので、数十分だけくつろいだ後、早速次の村バイブリーを目指しました。


バイブリー

再び40分ほど車にゆられます。鱒の養殖場のようなものが見え始めたと思ったら、すぐ目の前が開け、左手に古くがっちりした建物が見えます。それがバイブリーで一番有名な宿、The Swan Hotelでした。つまりバイブリーに着いたということです。

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川には水鳥がたくさん。

The Swan Hotelの道を隔てた向かいには、手入れされた美しい庭があります。喜んで中に入って眺めているとそこはPrivateのようで(入り口にも書いてあった)、注意されてしまいました。橋を渡った先には土産物屋が。なぜかビートルズグッズがたくさんありました。観光地ですね。

観光地と言えば、本来ここは日本人をはじめ多くの観光客が訪れる場所のはず。ところが私たちがいた頃は、たまたまなんでしょうが他の観光客も数えるほどしかおらず、非常に静かでした。

そこから湿地帯のようなところを歩いて100mくらいで、バイブリーの中でも特に古い街並みと言われるアーリントン・ロウです。

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アーリントン・ロウ。来る前は、歩いて数分はかかるそれなりにまとまった街並みかなと思っていたのですが、この写真に出ている家で実は全部です。全部歩き抜けるのに1分かかりません。でもそれはあまりにもったいない過ごし方というもの。私たちは、この落ち着いた家々の前をじっくり歩いて堪能しました。


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ここから歩いてしばらく奥に進むとまた別の集落があります。そこにそびえる教会の庭には、とてもシンプルに薔薇が植えてありました。


ここに来ても、相変わらず人は非常に少ない。現地の人でさえあまりみかけません。と、そこに一人の少年が。リバプールFCのユニフォームを着ています。メンバーでリバプールFCファンのK
さんが話しかけてみると、やはり大ファンなのだそう。二人はしばし語り合い、一緒に写真を撮っていました。

日の長いイギリスの夏ですが、さすがに少し黄昏れてきました。でもまだ行ってみたい村が残っています。ロウアー&アッパー・スローターです。


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