庭を歩いてメモをとる

おもしろいことや気になることのメモをとっています。

社会と課題

鳩山首相はなぜやめたのか?「本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること」

本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること―沖縄・米軍基地観光ガイドposted with ヨメレバ矢部 宏治 書籍情報社 2011-06 Amazon楽天ブックス7net 本書はカラー写真が豊富で観光ガイドの側面もありますが、やはり最も印象深いのは、タイトル通…

そこには、予想外の生き生きとした表情があった-「首相官邸の前で」

映画「首相官邸の前で」の感想と、小熊監督とのトークシェアでの質疑の様子。

シベリア抑留よりつらかった日本での暮らしとは - 小熊英二「生きて帰ってきた男」(2015年)

歴史社会学者の小熊英二さんが、自身のお父さん謙二さんにその半生を聞き書きした記録です。 謙二さんは1925年生まれ。戦後シベリアに抑留された後帰国、結核療養所で過ごした後いくつかの職についた後、スポーツ用品販売店を営みます。老後は環境保全や反戦…

日本はどのようにして対米開戦に至ったか-半藤一利「昭和史」

かつて日本がどういう流れで対米戦争を始めるに至ったのか、それを自分なりに整理したかったので、半藤一利さんの「昭和史」を読んで、その内容の一部を表にしてみました。

数字でわかる「欧州第二次大戦はソ連とドイツの戦争」「法人税納付企業は全体の3割だけ」という事実 - 野口悠紀雄「数字は武器になる」(2014年)

この本は、「文系こそ数字を」との考えのもと、複雑な数式などを使うことなく、世の中の諸事情を数字で把握し、説明や説得に数字を使うことの効用とおもしろさを説いた本です。野口さんのノウハウ本は「超整理法」以来愛読していますが、今回はノウハウ面よ…

インドで女性の地位が低い理由

(2017年12月更新)女性のいない世界 性比不均衡がもたらす恐怖のシナリオposted with ヨメレバマーラ・ヴィステンドール 講談社 2012-06-22 Amazon楽天ブックス7net 本書のタイトル「女性のいない世界」とは、何を意味するのでしょうか。実は、アジアだけで…

自立とは依存先を増やすこと − SOS子どもの村JAPAN広報誌「かぞく」創刊号(2014年)

(画像は発行元サイトから引用) きっかけは、次男が生まれたとき、軽い気持ちで始めたことでした。世の中には、事情で親と暮らせない子どもがいる。そういった子どもたちのために児童養護施設があるけど、育親(里親)と一緒に、つまり家族のいる家でそうい…

日本と諸外国の平均年齢・中央値

そろそろ自分のが日本の平均にさしかかると聞いて、調べてみました。平均寿命ではなく平均「年齢」を。国立社会保障・人口問題研究所「人口の平均年齢,中位数年齢および年齢構造指数:中位推計」これによると2015年は46.0歳となっていますが、どうもこれは過…

事故原因と航空便の選び方 - 杉江弘「マレーシア航空機はなぜ消えた」

(2018年1月27日更新)2014年3月8日午前0時41分、クアラルンプール国際空港を239人の乗客乗員を乗せて飛び立ったマレーシア航空MH370便は、離陸から50分後、突然航路を外れ、左旋回して西に向かい、その後インド洋を南下して行方不明になりました。本書では…

プリオンとは?プリオン遺伝子からわかる古代人類のある「習慣」とは?

眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎posted with ヨメレバダニエル T.マックス 紀伊國屋書店 2007-12-12 Amazon楽天ブックス ある日突然身体の不調を感じた後、平衡感覚がなくなり、眠れなくなる。そしてしばらくすると衰弱して死んでしまうと言う世…

政治への働きかけってどうすれば?へのひとつのヒント−山口二郎「いまを生きるための政治学」(2013年)

本田由紀さんの「社会を結びなおす」を読んで、「「敵(崩壊したのに社会認識に浸透しきっている戦後モデル)は相当手強い」という新たな学びを得ました。(中略)もっとアクションを起こさないといけないのかなと思い始め」て、さてじゃあ何をどうすれば、…

「男性だけが働く社会」での男性の悲哀・小遣い制は日本特有?−山田昌弘「なぜ日本は若者に冷酷なのか」

書名の問いに対する明確な答えは見いだせなかったので、その点では少し残念だった本です。しかし、興味深いデータが多く掲載されており、そこから学べることも多かったのでその点をメモします。 「自己責任意識」の強固さ「所得の多い家庭の子どものほうが、…

戦後日本の社会モデルは、なぜ崩壊後も社会認識に残り続けているのか

戦後日本型循環モデルは、他国と比べて何が特徴的で、なぜ崩壊しても社会認識には残り続けているのか。「タイミング」と「スピード」から整理。

宗教に対してドーキンスが最も主張したいこととは−リチャード・ドーキンス「神は妄想である」(その2)

(その1からの続きです) この本でドーキンス博士が最も主張したいこと この本でドーキンス博士が最も主張したいこと−それは「選択できない者への強制」への糾弾だとよしてるは読み取りました。具体的には、子どもに宗教を強制することです。子ども達が聖書…

なぜ宗教は世界中どこでも見られ、生き残ってきたのか−リチャード・ドーキンス「神は妄想である」(その1)

「利己的な遺伝子」で有名な生物学者ドーキンス博士。人間が神の創造物であるどころか遺伝子の乗り物に過ぎないというような本を出している彼がこのタイトルの本を出したということは、内容は宗教への痛烈かつ論理的な批判のオンパレードなのだろうな、と思…

問題が起きたとき、反省させるより効果的な方法とは?−岡本茂樹「反省させると犯罪者になります」

本書を、犯罪者処遇だけではなくそれ以外の仕事や教育にも活用できないか、そういう視点で読んでみました。本書のメッセージはタイトルの通りです。仕事でミスを起こした同僚・部下への指導の最大の目的がミスの再発防止だとするなら、私も著者の考えにかな…

ナショナリズムの根っこにある心情「忘れ得ぬ他者」とは?−三谷 博「愛国・革命・民主」

特にここ数年、日本と韓国・中国との関係についていろんな論がかまびすしいので、自分の考えを整理しようと思い、この本を手に取ってみました(実際に読んでみると、当初のこの目的以外の部分がより面白かったのですが・・・)。この本を選んだ理由は、以下…

現代は「人間力」を問われる世の中なのか?「人間力」をあれこれ言われずにすむ方法はあるのか?

多元化する「能力」と日本社会 ―ハイパー・メリトクラシー化のなかで 日本の〈現代〉13posted with ヨメレバ本田 由紀 NTT出版 2005-11 Amazon楽天ブックス 著者の本田さんは、本書で、おそらくかなり多くの人が感じているであろう感覚をデータと論で見事に…

なぜ日本で女性が仕事を続けることが難しいのか

平成25年は、明らかに平成元年や5年とは違う社会になっている。いつから何が変わった?どうしてそうなった?

スウェーデン国民はなぜ高負担を受け入れているのか

北欧諸国は、よく「高負担高福祉」と言われます。本当にそうなのか、もしそうならなぜ国民は高負担を受け容れているのか。それをこの本で調べてみました。

地域社会の魅力度を簡単に測定する方法とは?−根本祐二「『豊かな地域』はどこが違うのか」

日本の「地域」の成功例・失敗例と、その理由を分析した本です。それらの事例をわかりやすく物語的に書いてくださっているので、その部分だけでも興味深く読めたのですが、本書の一番の特徴であり私も感心したのは、根本さんが提示する「地域の人が気づいて…

現代社会が克服した伝統的社会の問題点とは?

昨日までの世界(上)―文明の源流と人類の未来posted with ヨメレバジャレド・ダイアモンド 日本経済新聞出版社 2013-02-26 Amazon楽天ブックス 昨日までの世界(下)―文明の源流と人類の未来posted with ヨメレバジャレド・ダイアモンド 日本経済新聞出版社 201…

伝統的社会から学べることとは?「建設的なパラノイア」、紛争解決法、健康的な生活 − ジャレド・ダイアモンド「昨日までの世界」 メモその1

昨日までの世界(上)―文明の源流と人類の未来posted with ヨメレバジャレド・ダイアモンド 日本経済新聞出版社 2013-02-26 Amazon楽天ブックス 昨日までの世界(下)―文明の源流と人類の未来posted with ヨメレバジャレド・ダイアモンド 日本経済新聞出版社 201…

遺伝の影響を受けやすい能力ランキング

遺伝の影響が強い心理的・行動的形質につき、双生児を用いたテストで判明した、約70の形質のうち影響度の強い上位10形質について等。

なぜ日本人とドイツ人は似ているところがあると言われるのか?なぜ共産主義はロシア・中国で受け入れられたのか?

世界像革命 〔家族人類学の挑戦〕posted with ヨメレバエマニュエル・トッド 藤原書店 2001-09-30 Amazon楽天ブックス 日本人とドイツ人は似ているところがあるという話を時々見聞きします。勤勉で時間を守り、戦時中は全体主義(的)な政治が行われたが、戦…

人類はなぜネアンデルタール人などを駆逐して広がっていったのか? - マット・リドレー「繁栄−明日を切り拓くための人類10万年史」

この本の原題は"The Rational Optimist"(合理的な楽観主義者)。要するに「昔はよかった、これからは悲惨な世の中になっていく」という世間の声に真っ向から異議を唱えるのが主旨なのです。しかし、それ以外にも興味深い内容が多数含まれていたので整理しな…

なぜラーメンは「国民食」になっていったのか? - 速水健朗「ラーメンと愛国」

ラーメンはもともと中華料理の範疇だったはずなのに、そして「ごはん」つまり米ベースではないのに、今や日本の国民食に、もっと言えば、和食に近い存在となっています。例えば、最近のラーメン専門店で店員が作務衣を着ていたりして、まるで日本の伝統食で…

各業界の「相場」~コンビニ、ゲーセン、カフェ、声優、アダルトメディア、ホストクラブ等~ 鈴木みそ「銭」各巻別メモ

外からは見えにくいいくつかのビジネスの「相場」と「お金の流れ」を綿密な取材(と思われる)をもとにルポしてくれているまんがです。そのビジネスとは・・・ 「まんが業界は雑誌では利益を出せていないところが多い。では何でもうけているのか?」「コンビ…

小熊英二「社会を変えるには」

今までの小熊さんの本といろいろ違っていました。である調ではなくですます調。引用情報のソースは最低限にしか示さない。なにより、「で、どうすればいいのか」が以前の本に比べると明確に書いてある。これらの体裁から、より「幅広く読んでほしい」という…

日本と一番価値観の異なる国はエジプト?-高橋徹「日本人の価値観・世界ランキング」

世界価値観調査というものがあります。様々な国の人々に同じ質問をして、その答えから価値観の類似・相違を明らかにするというものです。この結果をまとめた本があったので、ここから、日本が上位5国または下位5国に入っているものをピックアップしてご紹介…


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