庭を歩いてメモをとる

おもしろいことや気になることのメモをとっています。

本・まんが

村上春樹メモまとめ

当ブログ内の村上春樹インタビュー、ゆかりの地巡り、春樹さんが言及していた小説、春紀作品への感想などまとめ。

「荒木飛呂彦の漫画術」で評価されている本・まんが・映画等まとめ

荒木飛呂彦さんが「企業秘密を公にするのですから、僕にとっては、正直、不利益な本なのです」とまで言っているこの本。漫画家として成功するための「漫画術」についての記述も興味深かったですが、漫画家になるつもりがない私は、本書で荒木さんが評価なさ…

評判通りの作品か気になって読んでみた - ピエール・ルメートル「その女アレックス」

(ネタバレなしです)その女アレックス (文春文庫)posted with ヨメレバピエール ルメートル 文藝春秋 2014-09-02 AmazonKindle楽天ブックス 物語 現代フランス。30過ぎの女性アレックスは、突然何者かに連れ去られ監禁される。なぜ彼女がこんな目に?しかし…

川上未映子による村上春樹インタビューの秀逸さ - MONKEY Vol.7 古典復活

村上春樹さんへのインタビュー「優れたパーカッショニストは、一番大事な音を叩かない」が載っているというのでこの雑誌を買いました。春樹さんとも親交の深い柴田元幸さん責任編集。インタビュアーは川上未映子さん。2008年に「乳と卵」で芥川賞を受賞した…

名作を新たに掘り下げてくれるガイドブック - 山岸凉子『日出処の天子』古代飛鳥への旅

山岸涼子「日出処の天子」の理解を深めてくれるガイドブックの紹介。ビジュアル面、歴史的背景面、創作面から。

「黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実」

本書における、ルーシー・ブラックマン事件に関する英国人の著者ならではの視点、そしてバランスがとれた綿密な取材についてのメモ。

遺伝・環境、どちらの影響が大きいのか?- 関連本メモまとめ

遺伝はどこまで人生に影響を及ぼすのか。「氏か育ちか」問題に関連するメモのまとめ。

日本社会の行き詰まりと、変化の節目・1996年

日本の行き詰まってきた税制やビジネスのコンセプト等。そういった日本社会の変化の節目が96年だったことをデータで検証。

グローバル経済と村上春樹、クールジャパンと西原理恵子

香港の研究者と小熊英二さんの会話から、村上春樹作品が世界で受け入れられている理由や、西原理恵子が海外のまんがファンに知られていない事象についてメモ。

日本で貧困をイメージしにくいのはなぜか

日本で貧困が拡大?貧しいかっこうをした人を見かけることはほぼなく、スラムのような場所もほぼない。それはなぜか。

振り込め詐欺が日本で成立する理由 - 小熊英二「論壇日記 2011.4-2013.3」その1

歴史社会学者の小熊英二さんが「朝日新聞の論壇メモ」と「週刊エコノミスト連載・読書日記」(2011年~2013年春)をもとに加筆修正した本です。前者は、毎月リベラルから保守まで幅広い論説誌を読み込んだメモと考察で、後者はその名の通り読書日記。その性…

尖閣、北方領土、竹島。領土問題の経緯を整理してみた - 白井聡「永続敗戦論」(2013年)

この本のメインテーマは書名にもなっている「永続敗戦論」という考え方で、これ自体も興味深かったのですが、よしてるにはそれよりも現在の日本の領土問題の背景がわかりやすく整理されていた点を興味深く感じました。永続敗戦論――戦後日本の核心 (atプラス…

よくわからないパートも多いけど、全体像が放っているものが非常に強力-ドストエフスキー「悪霊」 亀山郁夫訳 (光文社古典新訳文庫)

ドストエフスキー「悪霊」 亀山郁夫訳、物語の感想(ネタバレ若干あり)と亀山さんの訳と解説について。

2015年の収穫

2015年、このメモをお読みいただきありがとうございました。この1年で特に印象深かったもの・役だったものを挙げます。 本 半藤一利「昭和史」(2004年・2009年) 須田慎太郎・矢部宏治・前泊博盛「本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること…

日本は法治国家のはずなのになぜ行政による裁量の余地が大きいのか-小熊英二「真剣に話しましょう」

小熊英二さんの対談集。タイトル通り、予定調和などない真剣なやりとりが続きます。 冒頭の古市憲寿さんとのものなど、古市さんは新著を直接小熊さんから批判されてますし。まあ、最後に古市さん本人がおっしゃっているように対談というより「小熊ゼミ」って…

おニャン子時代に渡辺美里がブレイクした1986年の空気

中尾賢司さんのブログkenzee観光第二レジャービルのファンなので買いました。そのブログは、その邦楽・文芸から連合赤軍事件などを扱う縦横な評論もさることながら、軽妙でニヤリとできる語り口調、ふざけているようで実は礼儀正しく真摯な姿勢(aikoをナメ…

作家について、ビールについて、そして海外での「きつい体験」について-村上春樹「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」(2012年)

夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集1997-2011 (文春文庫)posted with ヨメレバ村上 春樹 文藝春秋 2012-09-04 Amazon楽天ブックス7net 春樹さんへのインタビュー集。春樹さんがお気に入りについて語っているものを中心にメモして…

なぜ平均律がポピュラーになるのには時間がかかったのか

音楽史を変えた五つの発明posted with ヨメレバハワード グッドール 白水社 2011-02-22 Amazon 1958年生まれのイギリスの作曲家で「ミスター・ビーン」の音楽を書いた著者による音楽史。しかし、その内容は音楽の歴史をただ単に年代順に記したものではありま…

鳩山首相はなぜやめたのか?「本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること」

本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること―沖縄・米軍基地観光ガイドposted with ヨメレバ矢部 宏治 書籍情報社 2011-06 Amazon楽天ブックス7net 本書はカラー写真が豊富で観光ガイドの側面もありますが、やはり最も印象深いのは、タイトル通…

本・まんがで見つけたポール・マッカートニー

音楽系の本以外での「こんなところにポールが?」というちょっと意外な取り上げられ方を対象にしています。

シベリア抑留よりつらかった日本での暮らしとは - 小熊英二「生きて帰ってきた男」(2015年)

歴史社会学者の小熊英二さんが、自身のお父さん謙二さんにその半生を聞き書きした記録です。 謙二さんは1925年生まれ。戦後シベリアに抑留された後帰国、結核療養所で過ごした後いくつかの職についた後、スポーツ用品販売店を営みます。老後は環境保全や反戦…

日本はどのようにして対米開戦に至ったか-半藤一利「昭和史」

かつて日本がどういう流れで対米戦争を始めるに至ったのか、それを自分なりに整理したかったので、半藤一利さんの「昭和史」を読んで、その内容の一部を表にしてみました。

数字でわかる「欧州第二次大戦はソ連とドイツの戦争」「法人税納付企業は全体の3割だけ」という事実 - 野口悠紀雄「数字は武器になる」(2014年)

この本は、「文系こそ数字を」との考えのもと、複雑な数式などを使うことなく、世の中の諸事情を数字で把握し、説明や説得に数字を使うことの効用とおもしろさを説いた本です。野口さんのノウハウ本は「超整理法」以来愛読していますが、今回はノウハウ面よ…

日本はなぜ戦争を始めたのか、何冊か本を読んで考え中

「日本はなぜ戦争を始めたのか」を考えるヒントになるメモ。7冊の本がベースになっている。

インドで女性の地位が低い理由

(2017年12月更新)女性のいない世界 性比不均衡がもたらす恐怖のシナリオposted with ヨメレバマーラ・ヴィステンドール 講談社 2012-06-22 Amazon楽天ブックス7net 本書のタイトル「女性のいない世界」とは、何を意味するのでしょうか。実は、アジアだけで…

音楽は人間であることの一部−オリヴァー・サックス「音楽嗜好症」(2010年)

「レナードの朝」で知られ、現役医師でもあるオリヴァー・サックスが出会ったり知るところとなったりした、音楽にまつわる驚くべき症例の数々が記されている本です。にわかには信じがたいようなケースも多いのですが、まずは印象的なものを書き出してみます…

芦屋・村上春樹少年ゆかりの地

仕事で阪神芦屋駅近くに行くことがあったので、仕事完了後村上春樹さんが少年時代に過ごした場所を巡ってみました。 芦屋宝盛館まずは駅のすぐ北にある書店、宝盛館。春樹少年がよく本を買っていたところです。春樹さん自身も最近こう書いています。阪神芦屋…

モーツァルト型ではなかった神様−手塚プロダクション「手塚治虫 原画の秘密」(2006年)

手塚治虫といえば漫画の神様ですが、原稿の描き直しでも有名でした。連載開始時、単行本化時・・・しかしその描き直しの程度が尋常ではないことが、本書の豊富なカラー写真と解説でよくわかりました。百聞は一見にしかずとはこのことなのですが、特に印象に…

新たなホームズ映像作品を生み出した人々はどんな志で制作に挑んだのか−ユリイカ 2014年8月臨時増刊「シャーロック・ホームズ コナン・ドイルから『SHERLOCK』へ」

BBC制作「SHERLOCK」がお気に入りなので読んでみました。 ベネディクト・カンバーバッチインタビュー(要約)シリーズが始まる前に、再度原作を読み返したり。詩を暗記しようとしたり、車のナンバープレートを覚えようとしたり。そうやって記憶力を鋭くしよ…

アメリカが日本とドイツに占領された世界の中で、アメリカが勝利したという小説を読むとき−フィリップ・K・ディック「高い城の男」(1962年発表)

書籍版 kindle版 あのP・K・ディックの作で、こんなに日本とかかわりのあるストーリーなのに、このブログを拝読するまで、この小説のことは知りませんでした。ドイツ第三帝国と大日本帝国に占領されたアメリカを描く海外テレビドラマ『高い城の男』で、読ん…


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